第0章 コンピュータの仕組み

0-1 コンピュータの構成

コンピュータは、中央処理装置、入力装置、出力装置、記憶装置から構成されている。
 中央処理装置は、演算装置、レジスタ、制御装置からなっている。

0-1-1中央処理装置の構成
 中央処理装置は通称CPU(Central Processing Unit)といわれ、コンピュータシステムの中核で、演算装置、レジスタ、制御装置からなっている。
○演算装置は、四則演算や論理演算を行う。制御装置によって解読されたプログラムの指示にしたがって、判断や演算を行う。例えば、大小の比較を行って結果を判断する。
 演算は、算術演算、論理演算、シフト演算がある。
算術演算は加算と減算であるが、除算と乗算は減算と加算の繰り返しによって行う。
論理演算は、結果を「真」、「偽」で表す演算で、この演算には論理和、論理積、否定、排他的論理和等がある。
○ レジスタは中央処理装置内にあって、演算装置や制御装置の処理に必要なデータ、アドレス演算結果等を一時的に記憶する。
○ 制御装置は、演算装置、レジスタ、外部の記憶装置等に記録されているプログラムやデータを解読して各装置に指令信号として送り出す。このとき、各装置のタイミングをとって、動作の制御も行う。

0-1-2 中央処理装置の働き
 中央処理装置は機械語を解読して実行し、全体の制御を行うための信号を各装置に送る。
 各装置を結ぶ配線は「バス」と言われ、複数の線で結ばれているため、同時に多くの信号のやり取りが可能である。

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