第4章 フリップフロップ

4-1 RSフリップフロップ

 RSフリップフロップ(Reset Set Flip Flop)は、入力端子としてリセット用R端子と、セット用S端子がある。この回路は、ある状態を記憶することができる。


(イ) SがL(Low)でRがH(High)の場合、QはH(はL)となる。この状態を「セット」と云う。
(ロ) (イ)の状態と反対にSがHでRがLの場合、QはL(はH)となり、この状態を「リセット」と云う。
(ハ) S、R共にHの場合、その前の状態が保持されることになる。
(ニ) S、R共にLの場合、Qと、は逆論理を定義されている。この条件を満たせないのでこの組み合わせは使用しないことになっている。
※ 入力S、Rに関して、Lレベルを能動とし、「入力あり」としているので、負論理で考え、出力に関しては「H」レベルが「出力あり」の状態で、正論理となる。

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