第8章 引き算

8-3-1 引き算4-3

 10進数における引き算の4-3の差は1となる。ところが、引き算を加算器で行うには、引き算を加算に変換しなければならない。
 10進数における3の補数は7なので、4+7=11とすると、下1桁は「1」となつて、引き算の答えに等しくなる。
10進数における3の補数は7であるが、9進数の3の補数は6となる。したがって、ある進数の補数は、その進数の1だけ少ない進数の補数に1を加えたものになる。
そこで、(3)10→(011)2の2進数の補数を作るために、011を反転(NOT回路を使用する)して、100として、これに1を加えたものが2進数における補数となる。
10進数における3の補数は10-3=7 で、10進数の10から目的の数を引いたものが補数となっている。
[解説:011を反転して100とすることは、011の0が1に変換されたことは、1-0=1で、1進数の1から目的の数値の0を引いたものになる。また、011の1が0に変換されたことは、1-1=0で、1進数の1から目的の数値の1を引いたものになる。すなわち、011の1進数の補数が100になる。]

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