第二章 応用プログラム

8 過電流遮断器と幹線の太さ

   つぎのプログラムは定格電流がそれぞれ16[A]、7[A]及び5[A]である3台の電動機を接続する低圧屋内幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の最大値IB[A]と、幹線の太さを選定するための最少許容電流IW[A]を、31[A]、35[A]、75[A]及び100[A]の中から決定するプログラムである。
 このプログラムに関して(  )に当てはまる適切な字句または記号の組合せの番号を選びなさい。
 ただし、需要率を100[%]とし、MIは電動機定格電流を表す表す変数、Iは与えられた各電流を表す変数、Tは定数を表す変数とする。

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(PR-24)

 

解説
 イ、IWは幹線の太さを決定する電流の変数なので、電動機の総負荷電流を定数倍した数値にならなければならない。
 ロ、幹線を決定する電流値IWに等しい電流の許容電流I(N)を検索して、データの中にIWに等しいI(N)があれば、その数値を表示してループを作る。
 ハ、290行はある電流が電動機電流の和の三倍の電流MIよりも大きい場合、これを300行で強制的にその電流を0として、MI>I(N)となるI(N)だけ利用する。そのためには300行をジャンプしなければならない。
 二、290行から310行で選ばれた電動機電流の和の三倍の電流MIより小さい電流値I(N)を、電動機電流の和の三倍の電流MIに近い順(大きい順)並べて最もMIに近い値をとる。
正解3

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